これは昨日の続き、WBCのお話。
審判の話に続く問題点その2、監督問題だ。
今回の日本代表の監督は王、ソフトバンクの監督でもある。
オレはこれに禿しい違和感を感じている。
サカーでいえば市原のオシムが代表の監督を掛け持ちするようなもの。
まず一つの球団の監督が代表監督をしていると当然いいところはある。
例えば今回の代表には去年日本一のロッテから清水、藤田、渡辺俊、
小林宏、薮田、里崎、西岡、今江の8人が選出されている。
王監督自身、去年のペナントレースを敵として戦いそうとう手を焼いたんだとは思う。
しかしペナントレースと短期決戦はまったくの別物。
清水直行、小林宏之はロッテでは先発の選手であって
中継ぎででてくるような選手ではない。
何を基準に代表を選んでいるのかがわからない。
日程の関係から先発は4人もいればまわせるようなことは
わかっているのだから中継ぎ専門の選手を多くいれればいいのだと思う。
ようは敵としてあたった視点から「こいつはいやな選手」だからつって
選んでいるのではないのかと思う。
そりゃあ小林宏之は中継ぎの経験もあるが
それはあくまで下位に低迷していた時期でのもの。
日本一・ロッテでの中継ぎ経験は皆無といっていいだろう。
それにロッテだけではなく他のチームの選手起用に関しても
中立の立場ではないために偏ったものになってしまう。
オリンピックでも長嶋茂雄氏(実際には中畑が代行)が
監督に選ばれたようにWBCも既存の球団の監督ではない人を
代表の監督を選出する必要があるのかもしれない。
それが世界一に対する敬意だと思う。
今回はたまたま世界一の称号を獲得できた。
しかし日本はまだその器ではない。
ただ次回はディフェンディングチャンピオンとしてWBCに臨むことになる。
今回のようにうまくはいかないと思うぞ。
今日はここまで。