アルビレックス新潟における「17」
これは選ばれた者にしかつけることを許されない特別な物 。
それが鈴木慎吾であったり安英学であったりもするが
やはりこの偉大な選手の代名詞だと思う。
ついにこの時が来た。
今年は村上とこの内田が契約満了となったが
若い村上にはまだ活躍できる場所が残されているという感じがあり
実際に愛媛への移籍がすでに決まっている。
しかし、内田潤のそれはサッカー選手の平均寿命を考えれば
次というものは果たしてあるのだろうか。
何よりも本人がアルビレックス新潟以外のユニフォームに袖を通すという
考えが芽生えてくるのかということを考えたら、結論はやはりNoだった。
アルビレックス新潟というクラブは毎年のように主力選手が抜けていく。それでも彼は
今シーズンをもって引退することを決断いたしました。
14年間の選手生活、6年半を鹿島アントラーズ
7年半をアルビレックス新潟で素晴らしい先輩
仲間とともに戦えたことを誇りに思っています。まず、この世界へと導いていただいた
鹿島アントラーズの関係者の皆様
ファン、サポーターの皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。
6年半、日本一のクラブで過ごせた経験
責任感が後に生きることとなりました。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。そして、シーズン中に事実上戦力外の状態にあった自分に
手を差し伸べていただいた、アルビレックス新潟には
心の底から家族ともども感謝しております。
このチームから必要ないと言われるその日までやりきろうと
心に決めてから、7年半もの月日が経ちました。
本当に新潟にはたくさんの思い出がありすぎて
簡単に語るのは不可能です(笑)。
自分なりにこのクラブのために尽くしてきたつもりです。
この7年半の間に少しでも力になれていたのなら
嬉しく思います。今シーズン最終節からひと月くらい前に
契約満了を告げられたと同時に
アカデミーへのお話をいただきました。
まだシーズン中でしたので
まず頭の中から契約などの話を削除し
仲間とともに最終節までしっかりやり切ることだけに集中しました。最終節。ケガ明けにも関わらず
自分をメンバーに入れるという決断
配慮をしていただいた監督。
そのために外れてしまった選手がいたにも関わらず
快く送り出してくれた仲間たち。
試合後のファン、サポーターが取ってくれた行動。
笑顔で監督、コーチ陣、仲間たち、
ファン、サポーターにお別れができたこと。
自分にとってこれ以上の引き際はないのではないか…
と考えた末、今回の決断に至りました。改めて、鹿島アントラーズの皆様
アルビレックス新潟の皆様
そして、これまで自分という人間に関わっていただいた
すべての皆様に、心から感謝の気持ちを込めて。
本当に楽しかった。ありがとうございました。今後は、アルビレックス新潟アカデミーへ
就任させていただくことになっております。
また新潟のためにがんばっていきますので
よろしくお願いします。
また新潟の皆さんに会えるのが嬉しいです!最後に、自分にとって最高の指導者であり、
理解者である両親へ
最大級の感謝の気持ちを込めて、ありがとう。
このような思いを持って我々と戦い続けてくれました。
これだけの選手がいなくなるのは惜しいが
これからは選手としてではない別の形で
アルビレックス新潟にかからることになります。
我々、アルビレックス新潟のサポーターはそんな内田潤をサポートできて本当に幸せでした。
「17」について
来季わけわからん選手に与える位なら空き番にしてくれ。
お願いだから。