石垣島出身の大嶺が石垣島から一番遠いチームの本拠地で
プロ初勝利をあげた。プロ入り7試合目での初勝利である。
大嶺には勝ち運がなかった。
今までは好投しても援護がなかった。
しかしロッテの指揮官はボビー・バレンタイン。
こういったことが続いたとしてもチャンスを与え続ける監督である。
この日は日本ハムが相手。
しかも相手の先発はダルビッシュ。
日本球界を代表するエースだ。
そのエース相手に味方が4点の援護。
大嶺は微妙な判定にも助けられ6回を2失点に抑え
7回以降はリリーフ陣が無失点。
ダルビッシュ相手にプロ初勝利をあげた。
「(出身の)石垣島から遠く離れている札幌で勝った。
一生に一度しかない初勝利で、日本を代表する投手と投げられて
一生の思い出になる。育ててもらったおじいちゃん、
おばあちゃんには報告したい」。
どこで投げようが、誰が相手だろうが
プロ初勝利というのは一生の思い出にはなるだろうが
石垣島出身の大嶺のそれは札幌で、ダルビッシュ相手で達成したもので
大変意義のあるものになった。
ロッテは去年のオフにYFKが3人いっぺんに抜け
開幕当初は低迷したがそこに唐川が出てきた。そしてこの大嶺。
いい感じに世代交代ができているような気がする。
久保が中継ぎに回るなどもったいないような気もするが
それでも先発の駒がそろってきた。
あとはコバヒロに勝ち運が付けばな・・・
といったところか。