出来すぎたJ2の日程

Jリーグ

43節が仙台-京都、甲府-福岡で最終節が京都-甲府、福岡-仙台。
柏との挑戦権(?)を争う2チームの残りの対戦カードが
いずれもJ1昇格を決めた2チームである。
もう細木数子とかに聞いていたのと違うかといいたいくらいに
できすぎている。去年なんか最終節に3位争いの山形と福岡の直接対決。
さらに一昨年は3位川崎と2位(試合前時点では1位で昇格を決めていた)広島
が最終節に激突したのだ。いったいなぜ?

J2の場合はJ1とは違いチームごとに方針が異なる。
J2に降格してJ1に戻ることに目標とするチーム。
オラが町のシンボルとして「いずれはJ1」と夢を持ち戦うチーム。
まずは「存続ありき」と資金やハード面と戦っているチーム。
ま、こんな感じか。
しかし、それぞれの存在意義が異なっていても
そこは同じ人間同士のすることであって
J1を目指す強豪が存続ありきのチームに敗れるなんてこともある。
さらには数年前までは「存続ありき」だった甲府と鳥栖は
その危機を脱出し「地元のシンボル」に移行。
さらに甲府はJ1昇格がもはや夢ではなくなってきた。
で、こうしたことは占いかなんかに頼るか
ドラえもんに頼んでタイムマシンを借りてで未来へ飛ばない限りは
わからないとは思うが、やはりJ2の過去って言うのが
絡んでいるのではないかと思う。

J2が始まるころは「存続ありき」だったチームが今J1
というチームの前例というのは確かに存在する。
それが鈴木椅子男がお手本と大絶賛をしている新潟なのだ。
「J2のお荷物」としてさんざん叩かれた新潟は
2000年までの2年間は観客動員が1試合平均4,000人。
有力な選手はマニアでなければわからない。
しいてあげれば秋葉(現徳島)くらい。
クラブハウス、専用の練習場が存在せず選手の更衣室ははマイカー。
これじゃあ鳴尾も逃げ出すって。
で、2001年に新潟スタジアムが完成すると
これが「オラが町のチーム」に完全移行。
新潟スタジアムはオレンジに染まり
ついには2003年J2優勝。
たぶん今年で更新されるとは思うが
2003年のその新潟が作った観客動員記録が
Jリーグ全体を通しての年間最多観客動員記録なのだ。
1試合平均で初めて3万人の壁を破ったのもこの新潟。
鈴木椅子男がお手本と言いたくなる気持ちもわからないでもない。
その新潟は今年、4万人の壁を破るのではないかと言われている。
「Jのお荷物」だった新潟がだ。

しかし前例とかがあってもやっぱりわからないんだよなあ。
はっきりいってシーズン入る前の段階で「どこが昇格する」なんて
わからないよ。「有力な候補」くらいならわかるけどさ。
とにかく甲府と仙台には悔いの残らない試合をしていただきたいよ。

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