その存在自体が脅威

Albirex

このほどレディースの監督に就任することになった鳴尾直軌。
市陸暗黒時代の新潟のエースである。
新潟サポで彼を知るものは浦和相手の試合前に浦和サポに
こう言っておくとおもしろい答えが返ってくるから試してみるといい。
「今度の試合鳴尾出すよ」とね。
彼は2000年のJ2で2試合あった浦和レッズのホームゲームで
2試合ともハットトリックを記録しているのだ。
なにしろ浦和サポから

「もしJ1昇格できなかったら新潟の鳴尾を獲れ。ヤツだけは敵にまわしたくないからな。」と

いう話があったくらいだ。

ただ彼のいる頃の新潟はJ1昇格というものを念頭に置いていなかった。
さらには以前にもお話したと思うがマイカーが更衣室だったり
洗濯も自分でしなければならなかったため
「向上心がない」とチームを出て行ったのである。
しかし彼が出て行った新潟はその翌年にソリタンと某元代表Kを獲得。
そして新潟スタジアムの使用を開始し、J1昇格争いに絡んでいった。
この年からJリーグ・鈴木椅子男の言う「Jのお手本は新潟」がスタートして行ったといっていい。
そして彼はサガン鳥栖の選手として新潟スタジアムに凱旋を果たした。
本来ならブーイングで迎えてやるのが礼儀なんだが
彼の過去を知っているものがそんなことをできるわけがなかった。
そのときの彼にラヴソングやマルクスゴールはどのように
聞こえたのだろうか。そしてNエリアがどう映ったのだろうか?
こればかりは本人に聞いてみないとわからないけどね。
ただ、どんな形でもいいから彼に新潟スタジアムのあのサポーターを
味方につけた状態でプレーする機会を与えて欲しいものだ。
チャリティーマッチかなんかでできないのかな。現有戦力vsOBとかさ。
OBなんか秋葉とかの現役組に参加させてもいいんだよ。

そんな彼は2004年シーズンを持って現役生活に別れを告げ
新潟に戻ってきた。そして今年は普及部の一員として新潟を支えてくれた。
夢は指導者、それも新潟でだ。そしてそれはレディースではあるが
来年にもかなうことになる。

もし2006年、レディースがL2を制し浦和のいるL1に昇格したとき
浦和の連中はどう思うのか?今から楽しみではある。

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