相手の選手に対して誰彼かまわずブーイングをかます人たち。
ウジダンスを知らない人たち。「俺たちの川島」の意味を知らない人たち。
なんで大宮・トニーニョが紹介されると拍手しなければならないのかわからない人たち。
これらはどれもJ1に昇格してから新規にセイゴローデビューを果たした人たちのことだ。
当然まだリサイクルされていない伝説のチャント・マルクスゴールも知らないし
そのマルクスが俺たちをひたすら煽っていたことも知らないわけである。
おそらく「こいつのチャント作ったお。作った言うてもマルクスのヤツなんだけど」
言っても中原のときと同じ現象が起こりそうだ。俺たちの増島?
それはJ1にあがってからの話だろ、いくらなんでも知っているって。
J2の頃はセイゴローだけでなく新潟市陸も使っていた。
新潟市陸のゴル裏には屋根がない。
つまり雨が降ったら雨宿りをする場所がないためそのまま濡れるだけだ。
当然屋根がないために一人ひとりが声を出さないとサポートできないのだ。
屋根があればその声が屋根に反響して声量としては大きなものとなるがその効果が得られない。
ぬるければそのままぬるいだけのゴル裏となってしまうわけだ。
しかしセイゴローには屋根があり雨が降ってもその屋根の下ならば濡れずに済む。
さらにはその屋根のおかげで声量が大きくなっている。
さらに言ってしまえばセイゴローのキャパは新潟市陸の倍以上で
サボろうと思えばいくらでもサボれるのだ。
そこで今一度確認。これはJ2からのサポはスルーしてもらって構わない。
セイゴローのゴル裏1層目に陣取るものに課せられる仕事は何?
それが自覚できるものだけがそこにいられるものだと考えていい。
つまりそうでないものは2層目ででもマターリしていただきたい。
まあ時としてそれが形に現れないこともあるがその心構えが大切であって
それがこれからのアルビレックス新潟につながっていくわけだ。
去年まで監督をやられていた反町氏がこう言っていた。
「ここ(セイゴローのピッチ)は選ばれたものだけが立てるところだ」
アルビレックス新潟の選手になったところでセイゴローのピッチに立てると
いうことが保証されているわけではないのだ。
去年の最終節の相手はどこだったっけ?奴ら見てみればわかるよ。
チームのためにやらなければならないことをきちんとやっているんだよ。
これが日本一のサポーターと言われる所以なのだと思う。
オレは全てのゴル裏住人にJ2時代のことを知れと言うつもりはないが
少なくともJ2のときよりぬるい今の状態を何とか脱したいのだ。
アウェイの時より声が出ていないっていったいどう言うこと?
それは今のゴル裏がぬるいってこと以外にはない。
一人ひとりがそれを自覚して熱いゴル裏をつくろうよ。
雨降ってきたから屋根の下に避難なんてのはもってのほか。
どんな状況におかれてもひたすらサポートするのが我々の仕事だから。