ここ2年、パリーグのレギュラーシーズン2位のチームが日本一になっている。
理由はただ一つ、試合勘の問題だ。特に去年の場合はそれが顕著に見られた。
パリーグのプレーオフは2位と3位のチームで行われる。
去年の場合、その実力にあまりにも開きがありすぎるために
「ロッテの不戦勝でいいんじゃね?西武が弱いからやるだけ無駄だよ」
なんて話もあった。結果ロッテの2勝で第1ラウンド終了。
で、第2ラウンドはロッテが2勝して小林雅英の3試合にまたがる自作自演ショーの末に
ロッテが31年ぶりとなるパリーグ優勝となった。
問題はこの間にセリーグの優勝チーム・阪神が公式戦を1試合も行っていないことだった。
そのため日本シリーズ第1戦はプレーオフの勢いそのままにロッテが阪神に大差をつけ霧のためコールド。
その後も阪神が試合勘がないままロッテが3連勝。阪神が感覚を取り戻したときはすでに第4戦。
いくら感覚を取り戻すことができていてもそのときのロッテには勢いがありそうそう
止められるものではなかった。結果、甲子園ライトスランドの「もう一度乗り込もう千葉へ」
のダンマクもむなしくあっさりとロッテが4連勝で日本一となった。
たしかに去年のロッテは強かった。今の戦い方がそれを証明している。
しかし、試合感覚という問題も戦いの上で重要になっている。
大リーグのプレーオフ制度は偶数のチームで行われるためにどんなに強いチームでも7勝しない限りは
ワールドシリーズに進めない。また、レギュラーシーズンの全日程もその終了時期がチームによって
バラつきがあるということも無い。もちろん、日本のように日本シリーズ期間中に
消化試合をタルそうにちんたらやっているということもなくポストシーズンが始まれば
レギュラーシーズンを打ち切ってしまう。(といっても2試合程度のレベル)
つまりポストシーズンは全てのチームが同時に開始できるために待っているチームがない。
ここ2年間のソフトバンクみたいなことはありえないのだ。
セリーグのチームが日本一になるためにはプレーオフの導入が不可欠というが
それは試合感覚の問題でもある。試合感覚をなくさないためにプレーオフを導入。
セパ間の不公平をなくすためには球団数をふやしてセパそれぞれ8チームずつにする。
そうすれば両リーグともに上位4チームでプレーオフを戦うこととなり待っているチームは解消できる。
日程の消化はダブルヘッダーなどでなんとかすればいい。
昔と違って、今はドームがあるからそんなにきつくはならないだろう。
ただ問題はNPBに参加したい団体があるかどうかだ。
四国アイランドリーグとかこれから新設されるであろう独立リーグの中で参加できる
団体があればいいんだがなあ。
そいえば新規参入に関してどっかのJ1チームの会長が騒いでいたっけな。
あの方はスルーの方向で・・・
(その件に関してはオレは大反対、サカーだけでいっぱいいっぱいだから)