世界三大ツールのひとつであり
去年、新城幸也（Bboxブイグテレコム＝当時：現ユーロップカー）が大暴れし
今年は別府史之（レディオシャック）が出走している
ジロで悲しい出来事が起こってしまった。
ジロ第3ステージ ボッコ峠の下りで落車したウェイラントが死去（cyclowired）
レオパード・トレックに所属するサイクルロードレーサーの
ウォートル・ウェイラント（ベルギー）が落車事故で亡くなられた。
26歳で今年の9月には初めてパパになるはずだった。
ウェイラントはゴールまで約30km手前の3級山岳・ボッコ峠のテクニカルな下りで落車した。
落車事故自体は単独での物だったが、近くを走っていた別府史之によれば
ウェイラントは後ろを振り返った際に左側の縁石に顔から突っ込んでしまったという。
また、落車時は心肺停止状態でメディカルで蘇生を試みたが
すでに手の施しようがなかったという話もある。
実はこのウェイラントは2010年、去年のジロにも
クイックステップから出走、第３ステージで優勝をしている。
喜び一杯の表情で表彰台に上がるワウテル・ウェイラント（ベルギー、クイックステップ）
去年のジロ第３ステージが実施されたのは5月10日。
つまり今日はウェイラントのステージ優勝の１周年だった。
ここにウェイラントに哀悼の意をささげ
彼の家族の未来に幸多からんことを祈るばかりである。
実はこの情報は日本時間の5月10日の午前0：34に
サイクルフォトグラファーの辻啓氏のツイートより入手しておりましたが
あくまで「ツイート」であったため正式な情報を確認してからのエントリになりました。
また、彼の所属チームであったレオパード・トレックは
第4ステージ以降も出走することになっています。